認知症疾患医療センターとは?
地域において、介護との連携を図リながら認知症患者に対して、適切な専門医療を提供する体制を確保するため、国が平成20年度から推進している事業です。高齢化の進展に伴い、認知症高齢者の数も増加が見込まれています。認知症疾患医療センターとは、認知症患者とその家族が、住み慣れた地域で安心して生活できるための支援の一つとして、都道府県や政令指定都市が指定する病院に設置するもので、認知症疾患における鑑別診断、地域における医療機関等の紹介、問題行動の対応についての相談の受付などを行う専門医療機関です。岐阜県では認知症疾患医療センターを県内に7病院設置し、平成23年5月11日から業務を開始しています。
認知症疾患医療センターの事業内容
専門医療相談(電話・来院相談)
ご本人、ご家族などから認知症に関して、今お困りになっていることについて、ご相談に応じます。ご相談は、電話または面談により精神保健福祉士が対応します。
鑑別診断・治療方針の選定
鑑別診断や治療方針の選定が必要な方には、当医療センターにて専門の医師による診察を行います。認知症疾患に対し診察と検査(心理テスト、血液検査、CT及び必要なら連携医療機関でMRI等)を行い、診断に基づいた治療や初期対応等を行います。
周辺症状・合併症への対応
認知機能に加えて、行動障害や精神症状(周辺症状)を呈している認知症の方には、鑑別診断や薬物療法等の治療を行い、必要ならば入院治療のできる体制を確保します。また、合併症についても必要に応じて連携する医療機関で対応する体制を確保します。
関係機関との連携
介護から医療、医療から介護へとスムーズにつないでいけるよう、地域の医療機関や地域包括支援センター・福祉事務所・保健所等との連絡・調整を行います。
連携協議会・研修会の開催
医療や介護など認知症に関わる関係機関との連携を大切にして運営します。そのために関係者の方々と連携協議会や研修会を定期的に開催します。
認知症とはどんな病気?
脳の病気によって、一度獲得した知的能力(記憶力や判断力など)が低下し、日常生活に支障が出ている状態を認知症といいます。認知症の多くは進行を遅らせたり、治療や適切なケアにより症状を軽減することが可能です。また、治療可能なものや発症を予防出来るものもあります。
認知症には、早期診断・早期対応が大切です
変だなと気づいたら、早めに相談・受診しましょう!
変だなと気づいたら、早めに相談・受診しましょう!
講演会・認知症教室のご案内
平成30年度脳活教室のご案内【申込書】 (2017-08-29 ・ 117KB) |